【読書感想】スクラム現場ガイド ~スクラムを始めてみたけどうまくいかない時に読む本~
今日はXP祭りの登壇時にいただいたこの本。
スクラム現場ガイド -スクラムを始めてみたけどうまくいかない時に読む本-
- 作者: Mitch Lacey,安井力,近藤寛喜,原田騎郎
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2016/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ちょうど私自身がステークホルダーとしてスクラムでプロジェクトがひと段落し、来月からProduct Ornerとしてのプロジェクトを始めるうえで、読んでとても良かったと実感しました。
この本の読んで良かった点や感じた3つのことをまとめていきます。
各ポイントを網羅した各テーマ
この書籍は30章の章立てがされています。それぞれは10~15ページで構成されていて、サクサクと読めるもの内容です。 そしてこの各章も準備から実践、緊急対応、上級者向けとステップをおいて書かれており、基礎から応用まで順を追って学ぶことができます。 特に終盤は受託企業としての契約方法やプロジェクトコストの見積もりなど他のスクラム導入書ではなかなか得られないアドバイスが含まれています。
イメージしやすいストーリーと解説
というわけで、各章、満遍なく押さえてられています。一方で、章の中の構成もストレートでわかりやすい構成になっています。 まずは想像しやすいようなストーリー形式でシチュエーションを想像させ、そのストーリーの解説を挟み、最後には実践した際の実践の鍵という構成です。 この構成のおかげでストーリーを読みながら、実践をイメージし、自分の場合の難易度やどう実践しようかを考えている間に解説でストーリーでわかりにくいところをさらに紐解き、難しいと感じている部分のヒントを左もらえる構成で、実践がうずうずなるような印象です。
自分が実践し、成功するための鍵
先述の通り、各賞の最後には"成功の鍵"というページがあり、ここで実践に向けたアドバイスが書かれています。 ただ、この書籍自体が訳書ということで、アメリカ文化と日本文化のギャップは多少感じますが、実際の自分ごと感をしっかり与えてくれるだけでなく、自分への問いを自然に生まれるものでした。
今後のこの書籍との向き合い方
この書籍はある意味、百科事典のような付き合い方もできるかなと感じました。 実際に自分が壁にぶつかった時に逆引きして課題を乗り越えたり、向き合うことに使えると思いました。
そのため、会社のデスクの脇にいつでも手に取れるようにおいておきたい一冊です。
スクラム現場ガイド -スクラムを始めてみたけどうまくいかない時に読む本-
- 作者: Mitch Lacey,安井力,近藤寛喜,原田騎郎
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2016/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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