きっと、うまくいく~非IT業界をスクラムで変えるための系譜~

一人のPO見習いが業界を変えるために奔走する様子をただただ綴るブログです。

【読了】ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

あの話題の黄色い本

ジョイ・インクを読みました!

この本はリックことリチャード・シェリダン氏が自社をどんな素晴らしい会社、素晴らしい文化として育んでいるかが詰まった本です。

翻訳者には原田きろさん、吉羽さん、安井力さん、永瀬美穂さん、川口さんなど

スクラム界隈のオールスター

が名を連ねています。

そして、帯にはAgile Japan2018でも基調講演予定の日本交通の川鍋会長や AWSからスピンアウトしてソラコムを立ち上げた玉川さんなどなど有名人のコメントが目白押しです。

この本は全部で16章に渡るわけですが、

そもそも、仕事に喜び(Joy)は必要なのか?求めても良いものなのか?

という疑問から始まります。

最近は働きかたか企画の折で、その色は薄れてはきましたが、日本では、

  • 長時間働くことが美徳
  • 仕事は辛くて当たり前

のような空気が他国に比べるとまだまだ多いと思います。

厚切りジェイソン氏も声高に言っていましたが、 仕事の効率が悪く、残業をしている人に人より給与を与える日本という国は他の国には理解し難いでしょう。

そんな日本ではこの書籍で歌われている考え方が必要な気がします。

そもそも、仕事に喜び(Joy)は必要なのか?求めても良いものなのか?

という問いを受けて、本書はどのように喜びを作っていったかがエピソードを交えて語られていきます。

それは、オフィス環境の様子から、チームで仕事をすること、採用の方法、社員の家族との向き合いかたなど、 多くの常識を打ち破る画期的な方法でJoyを生み出していきます。

読み進めていくほど、そういったリアルな喜びの姿に触れることになるため、 読者は必ず「真似してみたい。行ってみたい」と思うことでしょう。

読み終えてまず一番に感じたのは、

「すごい会社もあるんだな」で終わらないにはどうしたら良いか

を考えたいと思いました。

この中には経営者が故にできた点だけでなく、チームを大切にする心構えや働きかたなどは明日からの自分でも可能な教えもたくさんあります。

特に

Give&Takeではなく、Give&Giveという考え方、 与え続けることで、その環境が良くなり、自分の居心地も良くなる。

そんな取り組みは見習うべきことが多いと感じました。

仕事のやり方、理不尽な働きかた改革に行き詰まっている方、是非この本を手にとってみてください。

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント