きっと、うまくいく~非IT業界をスクラムで変えるための系譜~

一人のPO見習いが業界を変えるために奔走する様子をただただ綴るブログです。

「デザイン思想」 ✕ プロジェクトマネジメント 〜 経験とパースペクティブからのアプローチ 〜 に参加しました。

本日はこちらに参加しました!

nightflight-copilot.connpass.com

テーマは"デザイン思考"ではなく、"デザイン思想"とのことで、

「ん?なんぞや?」

と思い、申し込みました。 会は"グラフィックレコーダー"の方のグラレコもあり、もはやブログ書かなくてもよくね? とは思いつつ書いてます。

デザイン思想 × プロジェクトマネジメント

登壇者はこの方。

ekrits.jp

出自はクリエイティブディレクションや、情報設計とのこと。 最近は自身が編集長をしているエクリというメディアで記事を書いていて、大学生や学術的な方々に好まれている。

ABEJAのリブランドを代表の方のインタビューを元に実施。

デザインの定義

 最初のデザインはダヴィンチの設計図 そこから辞書に登録され、実行すべきスキームが定義されていった 大林さんの中でしっくりきた定義はこちら

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確かにわかりやすい

デザインの歴史

人間が生まれて260年、"人間自身が変わらず環境が変わった"のと同じように"デザインというものは変わらないがデザインされる環境が変わった"

図と地

  • 図 = 対象
  • 地 = 環境

と捉えたときにデザインは普通は地から考える。環境を考えること = 思想と言えるのでは? パースペクティブ(眼差し)としての思想 = 人によって対象に対する環境の見え方は異なる。

例えば、対象をYes/Noの二分的な見方をする・・・多数決、帰納法(オチのつけ方)

仕事において何のオチをつけるかが大事で、「今このオチはないだろ」という感覚が大事。

さらにそこに向けて「どのようなプロセスを紡ぐか」がクリエイティブなのではないか。

動詞と名詞を分けて考える。

イノベーションを目指す人はイノベーションできてない。

Ex) iPhoneの開発もイノベーションを目指したわけでなく、できたものが後からイノベーションと言われた。

= 名詞の中で動詞が生まれるのではなく、動詞の中で名詞が生まれる。

Ex) やりたいことを見つけなさいと言われて、やりたいことを見つけようとして見つかることはない。

つまり、「イノベーション(名詞)やるぞ!」という時点でイノベーションできてない。 その名詞を目指すことで、他の言葉とがんじがらめになってしまう。

 これが前提になると「イノベーション」という言葉ではないものを考え始める。 これが言葉にならない行動そのもの。

大林さんはこれをコンセプトなど上流を考えるときに意識している

このやり方で整理すると口だけではなく、行動で示している人の方が説得力があるということにしっくりくる。

感想

正直思考が哲学的で追いつくのがやっとな感じでしたが、何となくぼやっと輪郭は見えた気がします。 これをプロジェクトマネジメントに結びつけると・・・というワークがあったのですが、これもなかなか深く考えさせられるものでした。