きっと、うまくいく~非IT業界をスクラムで変えるための系譜~

一人のPO見習いが業界を変えるために奔走する様子をただただ綴るブログです。

私がPMPを受けるワケ

突然ですが、今年はPMPを受験しようと思ってます。

PMPはご存知の方々もいらっしゃると思いますが、PMI本部が認定しているプロジェクトマネジメントの国際資格です。 めっきり、アジャイルにのめり込んでる私はこれまでCSPO研修を受け、CSPOを取得しました。

そんな私がなぜこのタイミングでPMPを取得するのか。既定路線のようにも見えますし、なんでそっち?と思う方もいると思います。

ただ、私なりの意志と目的が似ている境遇の人にも参考になればとまとめてみようと思います。

CSPOを取得してからの1年

 私がCSPO研修を受講してから、約1年が経過しました。 約20万円とそれなりに大きな投資。新卒の初任給の手取りとそう変わらない投資です。

ありがたいことにこの20万円という金額を会社に出していただきました。未だに感謝してもしきれません。 つまり、私がCSPOを取得するということに対して3日間の研修期間と20万円という投資をするだけの価値があると認めてもらったワケです。

そのため、私はこの1年間、私に対するこの期待に誠心誠意答えることが最低限の恩返しだと心に刻み活動してきました。

具体的にはこのブログにもつらつらと書いてきましたが、

  • カンバンやスクラムのセレモニーを通じた可視化
  • チームビルディングや社内勉強会の立ち上げによる風通しの良い文化の構築
  • インセプションデッキやユーザーストーリーマッピングを活用したプロジェクトの前進
  • 新卒や学生インターンへの参画

我ながら、CSPO取得にかかった大きな投資に対する答えを出してきたと思っています。 そして、周りも認めてもらっていると自負があります。

仕事で評価してくれる人々と箔で評価をする人々

 一方で今年30歳になる若造がどんなことをしても全く響かない状況にも少なからずぶつかりました。 平社員の私がいくら騒いでも、宣言しても声が届かない場所がまだまだあります。

端的にいうと箔があるとないとで、同じことを言っても効果がまるで違うことが多いワケです。

これは社内でも社外でもどちらでも起こり得ます。

では、その箔とは何か。 役職であり、資格であると私は考えます。

 ここで誤解がないようにお話ししておくと、全員が全員箔を見て動いてるとは微塵も思いませんし、私も箔で評価されるのは不本意です。 ただ、影響力を広げているうちに箔がないと越えられそうにないラインに多く出会うようになりました。 そしてそれを迂回するたびにまた同じような箔にぶつかることがあり、影響力の速度がどんどん落ちていくような感触を感じています。

 ちなみに、仕事で評価してくれるか、箔で評価するかには年齢は関係ないと思っています。働き方や考え方に寄ると感じています。

悲しくとも…自分に箔をつける

私はこのような箔で評価されるような方法は嫌いです。 そして、名刺に多くの箔を塗ったくって誇らしげに生きている人ほど疑わしいものはないとさえ思っています。

しかし、私の目標である「映像業界の働き方を、チームで働く業界に変える」ことを実現するためには 少なからず、今より大きな影響力と発言力が伴わないことには始まらないと思っています。

そのためには箔で評価するような人々にも認めてもらえるような実力と箔をつける必要があります。

ただ、スクラムアジャイルどころかウォーターフォールという言葉すら馴染みがない非IT業界には、 "CSPO"という認定でさえも相手にしてもらえないことが多いのです。

そのため、PMPを取得して、「この若造は、プロジェクトマネジメントをちょっとはわかるようだな。話くらいは聞いてやるか」と まずは土台に乗せてもらうことを一つの目標にしたいと考えます。

もう一つの私が進めたい本当の理由

・・と、ここまで悲しくもドロドロとしたネガティブな理由を述べてきましたが、これだけではありません。 というより、PMPを取得することで映像業界をよくする可能性がさらに広がると考えています。

実は映像業界、いやどの業界にも"プロジェクト"は想像以上にあふれていると感じています。

  • 顧客にサービスを導入してもらうためのプロセス
  • 作品を企画から完成まで持っていくこと
  • 1ヶ月での作業量を大きく増やすための効率化
  • 採用活動

全てプロジェクトです。そしてこの業務を毎日のようにハンドリングしている人はプロジェクトマネージャーであり、プロジェクトマネジメントを自然と行っています。

 ただ、それに気づいていません。なぜなら、"プロジェクトマネジメント"という言葉も、分野も知らないからです。 そのため、自分の仕事のベストプラクティスや参考にできる方法も見つからず「自分の仕事は特殊だ。」と決めつけて属人化し、疲弊していきます。

つまり、「あなたの仕事はプロジェクトマネジメントです!こういう方法が参考になるよ!」と発することができるといかがでしょうか? 少し、彼らに光を注ぐことができるのではないでしょうか?

ただ、これ自身も「いやいや、何を適当なことを言っているんだ」と言われかねないと思います。 なので、「プロジェクトマネジメントのプロの私が断言します!」と言えたらどうでしょう?

「なんとなく、信じてみようかな」と思ってもらえるかもしれません。

そのためには、プロジェクトマネジメントのなんたるかを学び、堂々と「私はプロジェクトマネジメントのプロです!」と言えるようになることが必要でしょう。

教えてください!

というわけで・・・「PMPを取得する!」と宣言はしたものの、まだこれからの挑戦です! そのため、オススメの勉強法や教材、通信講座などぜひ教えていただけたらと思います。