【復習】CSPO研修(7) 共通理解
プロダクトは一人で開発することもありますが、多くがチームで開発するものです。
その過程で、
- プロダクトの背景にあるビジネス
- 顧客の望んでいるもの
- POやPMのイメージ
など、チームメンバー間で共有が必要なものが多くあります。
では、日頃これらはどうやって共有されているでしょうか?
ある人は「ドキュメントを作成し、展開する」であったり、 「Slackで伝える」「共有会をもってPM、POが説明する」 などあると思います。
ただ、これで本当に共通の理解が持てているでしょうか? 誰かが一方的に共有するだけで、理解も一致しているのでしょうか?
同じ形を説明されてもでも
Aさんは □ Bさんは ○ Cさんは △
をイメージしているとします。
ただし、全員が理解していると自負している場合、理解した内容をアウトプットしないとそのズレには気づくことができません。
つまり、
ドキュメントや一方的な言葉だけでは共有しても機能しない
のです。
そのため、理解した内容を結合し、洗練して初めて「共通理解」につながります。
では、どうやって共有するのがいいのか。 CSPO研修では
コラボレーションには「シンプルなビジュアライズ」が有効
と定義しています。 それにより、効果的な「共通理解」が形成されます。
具体的な手法としては
付箋などを使って
「考えて - 書いて - 喋って - 置く」
というステップを提唱しています。
ここにはいくつかのポイントがあります。
1. おしゃべりは少なく
おしゃべりを進めてしまうと、手が止まってスローダウンしてしまったり、誰かの意見に流されたりしてしまうリスクがあるため、まずは考えて、静かに書きます。
2. 分析前の直感
考えすぎるとるつぼにはまってしまうこともあります。そのため、直感を信じることも大事です。
- なるべく少人数で時間を区切る
大人数でグダグダやっても仕方ありません。少人数でパッとやりましょう。
このようにまずは黙々と書き表し、その後
発散させてから収束
させることが最適です。
さて、「共通理解」について理解を深めたところで、次回は「ユーザーストーリー」と「プロダクトライフサイクル」を紐づけていきましょう。