きっと、うまくいく~非IT業界をスクラムで変えるための系譜~

一人のPO見習いが業界を変えるために奔走する様子をただただ綴るブログです。

大人になっても学び続ける方法

突然ですが、最近思うことがありまして。

外部の勉強会やイベントに積極的に向かう人とそうでない人。積極的に本を読んだり、プライベートでも学ぶ人とそうでない人。 価値観の違いといえば、その通りですが、この違いってどうして起きるのだろうと。

専門的な見解や何か法則的なものはあるかもしれません。 それはそれで是非教えていただきたいのですが、この半年で急速に時間の使い方が変わった私の感覚をつらつらと書いていこうかなと思いました。

はじめの一歩はどこなのか?

 まず、「頑張ってみようかな!」「勉強しなくちゃ!」という気持ちが芽生えること人は特別な存在なのでしょうか? 私はそうは思いません。

マズローの欲求5段階説にあるように、人は安全な状態にいると次は社会に属することを求めるといわれています。

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次の承認欲求にも絡んできますが、認められるためには自分の良いところを見てもらうことから始まります。つまり、誰かと比較するという意味では、社会に属している以上、自分より優れた部分を持つ人が目に入ります。

そうなると自己実現の欲求からか「こうなりたい」「このスキル欲しい」ということで、「頑張ってみようかな!」「勉強しなくちゃ!」という気持ちは全員に芽生えるのではないかと私は思います。

全然科学的根拠とかはないですがw 妄想ですw

やってみるか。やめておくか。

では、どこで差が出るのか。 単純に実際に行動を起こすかどうかがまずは分岐点になっているのではないでしょうか?

何かを学習しようとした時にまず考えるのが、2つあると思います。 それは

やる理由」と「やらない理由

かと思います。 メリット、デメリットともとれるでしょう。

例えば、やる理由としては

  • これができると視野が広がる
  • あの人みたいになれる
  • 周りからより承認される
  • 給料が上がる

などなどあるでしょう。

やらない理由は

  • 時間をこれに使うのもなぁ・・・。
  • 疲れるしなぁ・・・。
  • 身につくかわからないしなぁ・・・。
  • 準備にお金がかかるしなぁ・・・。

などなど。

この時に

やる理由 < やらない理由

になってしまうと、そこで行き止まりで、大抵の人がこの状況かと私は思います。 ある意味ここでも自分の戦いで篩に掛けられているのかと。

それを実感したのが、以前お話を聞いたぷぽさんのこのお話。

speakerdeck.com

なので、最初の関門は

やる理由 > やらない理由

という状況を作り出すことなのかなと。 つまり自分との戦いですね。

継続につながる要因

では、

やる理由 > やらない理由

となって始めてみたらどうなるか。 最初はモチベーションが高いので目標を超えるくらい頑張っちゃうでしょう。

そして、急に我に返る。

「これ、いつまでやるんだろ?しんどくね?」

そして、自然消滅。これが俗に言う「三日坊主」なのかなと私は思います。

一人で燃え上がったモチベーションを序盤でだいぶ浪費しすぐに火が消える状態。

ここで私が思うのは

まず、無理しない。

飛ばしすぎず、時には自分に甘くなってもいいので、長続きすることを心がけること。

そしてもう一つが

目標を持つこと

だと思います。

これは世の中的には

  • 試験に合格する
  • 点数を何点取る
  • 〇〇ができるようになる

が一般的ですが、これってまだ一人の世界で戦ってると私は思うんです。

そして、ある意味、"止まっている目標"なので、目標設定をいい塩梅(届きそうで届かない。120%でちょうどいい)くらいにしないと

「えー、めっちゃ遠いんだけど・・・」 「あれ?余裕じゃん」

と言うことで終わりを迎えてしまうのかなと思ってます。 これだと継続性がなく、スタート地点に逆戻りですよね?

なので、私のオススメは

動く目標を持つこと

それは

この人を目指す!

といった"人を目標にする"と言うことです。

 ※ 「試験に合格する」などがゴールの場合はむしろ前者がいいと思います。あくまで、「学び続ける」と言う観点です。

人を目標にすると、自ずと高い目標になりつつ、自分が憧れるくらいなので、相手も成長しています。

つまり、目標自身が先に進んでいき、うかうかしていると見えなくなります。 なので、継続性があるわけです。

一方で、必死に背中を追いかけ続けると、自ずと自分も成長しています。必死なので気づきませんがw なので、この時点で見えてる世界は変わり始めているでしょう。

憧れ起点と挫折起点

では、なぜ人を目標にすると学び続けられるのか。

私はある種のサイクルが発生していると思ってます。 それは

  1. 「あの人になりたい」という憧れ
  2. 「あの人のやってること」をマネする、実践する
  3. うまくできない挫折
  4. 「どうすればいいんだ」と学んでみる
  5. 「普通にやっている。あの人すげー」  1.に戻る

のような"憧れサイクル"です。

ただ、これはスタート地点は人によって2パターンあると思ってます。

  1. 憧れからスタートして挫折を味わい、学んでいく
  2. 挫折を味わい、学んでいく中で憧れの存在と出会う

これは性格やその時の状況、学んでいる分野にもよるかもしれません。

つまり、学び続けるためには

"なりたい姿"を想像することが大事かもしれません。

エンジニア的な観点でいくと、クラウドなどのアーキテクチャなどはまずベストプラクティスを知り、そこから適正に即していくことが一般的かつ効率的で、なのでみんなググりながら過去の成功例や失敗例を探します。

これと同じかもしれません。

出会いと場の必要性

では、"なりたい姿"はどう探すのか。 正直、これは視野を広げるのが一番だと思います。

学びたいモチベーションがある状態で、とにかくその分野の情報を集めることしかないでしょう。

いくら「学びたい」と言っても、その分野の前提知識や置かれている状況、第一人者は何をしたのかなどに興味がないのであれば、 それは「学びたい」とは言わない気がします。

書籍を手にとったり、ネットで調べたり、身近な詳しい人に話を聞いたり、身近にいなければイベントや勉強会などに行ってみたり。 そうしていると自ずと目に入るはずです。とはひたすら追いかけることが大事です。

では一方で、自分ではなく、周りの人に「学び続けて欲しい」という場合はどうするか。

難しいテーマではありますが、まずはその相手が

「興味を持っているか。持ちそうか」

が大事です。正直、興味がないものを押し付けられても苦痛でしかないわけで、諦めるか興味を持ってもらう工夫から始めるのがいいと思います。

そして、少しの前進も承認してあげること。モチベーションが上がったところで、"なりたい姿"のイメージを一緒に考え、一緒に目標を探すこと。 それができれば、あとは走ってくれると私は信じています。

また、"憧れの存在"となっている人たちはいうまでもないかもしれませんが、自ら成長を続けることで、後進の足を止めないことにつながるのではないかと思います。憧れと認識してもらうための場の提供も重要かもしれません。

今からまず何をすればいいか

というわけで、根拠もなく私の思ってることをつらつら書いていきましたが、 学び続けるためには

  1. "やる理由 > やらない理由"という状況を作る
  2. "動く目標"を見つける
  3. "マネをしてみる"。そして挫折を味わう。
  4. 目標に近づく工夫を続ける

ことだと思います。 なんどもいうようですが、

「頑張ってみようかな!」「勉強しなくちゃ!」という気持ちが芽生えることは誰にでも起こり得ます。 もしかすると、これを読んでいただきながら、芽生えているかもしれません。

そこから一歩進むにはまずは

自分との戦いです。

これを征するで大人になっても学び続ける道が開けると私は信じています。