きっと、うまくいく~非IT業界をスクラムで変えるための系譜~

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【復習】CSPO研修(11) キャンバスアプローチ

さて、今回は「仮説を立てる」フェーズに入っていきます。

仮説は普段から立てている方も多いと思いますが、 「効率的に短時間でできているか?」「考慮の抜け漏れがないか?」というと自信がない方も多いのではないでしょうか?

一方で自信を持って「やっている!」と言える方は何かしらの必殺技を持っているものです。

今日はそんな必殺技となりえる「キャンバスアプローチ」に触れていきます。

キャンバスアプローチとは

「ビジネスモデルジェネレーション」で提案されたのがビジネスモデルを検証するための「キャンバス」アプローチです。 この「ビジネスモデルキャンバス」はグループが連携してスタートアップビジネスをドライブする効果的な手法です。

キャンバスアプローチを利用すると一般に

  • 機会における重要な懸念が一目瞭然
  • 懸念の関係性がわかる
  • 一緒に作成することで共通理解、連携の構築ができる

というメリットがあります。

キャンバスにはいくつかの種類がありますが、多くは

  • 左→右:現在から未来
  • 上→下:ユーザーニーズからビジネスニーズ

を表現しています。

これを埋めることが完成ではなく、「理解を反復して洗練させる」ことがポイントです。

また、作成時のポイントは

  1. 素早く進める
  2. 知らないことはスキップする
  3. 推測する
  4. 反復的に改善する計画を立てる

という点です。

研修の中では「オポチュニティー(機会)キャンバス」を掘り下げました。 これらはプロダクトに新機能を追加する場合や、新製品を開発するときに効果を発揮します。

オポチュニティーキャンバスとは

詳しくは別途これだけで取り上げますが、埋める項目としては

  1. ユーザーの問題や解決したい事象
  2. 解決策のアイディア
  3. 解決されること
  4. ユーザーと顧客は誰か
  5. 現在はどうやって忌明けつしているか
  6. ビジネス上の課題は?
  7. ユーザーにとってどんな価値になるか
  8. ユーザーメトリクスとなりうるものは?
  9. どのようにしてユーザーに見つけてもらうか?
  10. ビジネスメトリクスとなりうるものは?
  11. 予算や工数

といったものです。

ということで、キャンバスアプローチによる仮説のまとめ方を解説してきました。 次回はターゲットユーザーは誰なのか、ペルソナを設定して考えていく方法について解説します。