【復習】CSPO研修(9) 海賊指標ファンネル
今回は「海賊指標ファンネル」についての復習です。
海賊指標ファンネルとはその頭文字から「AARRR指標」とも呼ばれています。 この並びが海賊の雄叫びに似ていることから"海賊"という言葉が使われています。
これは Dave McClure氏が提唱した「アウトカムとインパクトを特定・測定する」ためのアプローチです。 グロースハックのフレームとしても使われています。
具体的にはこちら。
縦で表現したり、横で表現したりと様々ですが、この図で言うと、 上から下にかけてユーザーのプロダクトへの愛着が深まった状態を表現しており、 横軸はユーザーの数を表しています。
この通り、まずはユーザーを「獲得」し、いわゆる非ユーザーがユーザーになります。 次に「アクティベーション」ということで初めてのログインや使用開始はここにあたります。 そのあと、「定着」は文字通り、ユーザーとしてたくさん使い、サービスに定着するフェーズです。 さらに「収益」はユーザーが使い続けることでサービス提供者の収益に結びつき、 最後にはユーザーが他の方々に「紹介」することで、新たなユーザーが生まれる機会となります。
このフレームは全体を量やバランスを見ることで、「プロダクトの健康状態を図る」こともできますし、 リリースした新機能に当てはめることで「機能固有の効果を図る」と言うこともできます。
ここで出てきたリアルな指標をもとに新機能のアイディアやユーザーへのヒアリングの内容に反映させることができます。
では、次回はプロダクトのビジョンについて考えていきます。