きっと、うまくいく~非IT業界をスクラムで変えるための系譜~

一人のPO見習いが業界を変えるために奔走する様子をただただ綴るブログです。

【復習】CSPO研修(3) 「関心のバランス」と「コアプロダクトチーム」

さて、第3回となるCSPO研修の復習です。このペースだとおそらく20~30回くらいになるかもです・・・! 今日は「関心のバランス」と「コアプロダクトチーム」をテーマにしたいと思います。

関心のバランス

成功するプロダクトには様々な関心のバランスがあります。 具体的にはこちら。

https://static1.squarespace.com/static/5213ba52e4b0dc0738683cbf/t/544765b3e4b08bfbe6033d6a/1413965235510/?format=1000w

ユーザーはこのような内容に関心を示します。

Valuable(価値がある)

 これには"ビジネスの継続を助ける"という側面や"ビジネスのビジョンの実現や戦略を進める"事に必要かどうかという軸で判断されます。

Usable(使用可能か)

 ユーザーは簡単にそれを試してみることができ、それを自身の生活の中に組み込んで利用できるか否かを表しています。

Feasible(実現可能か)

 この軸はユーザーが与えられた環境(時間、技術、場所、チームなど)で構築や利用するための準備ができるかです。

ユーザーはこれらの全てに価値を見出しており、どれか一つでもかけると満足度は落ちてしまいます。

なので、私たちは "価値のある"、"使用可能"で"実現可能"なプロダクトを構築し、提供することが必要です。

では、これを実現するために、どんなチームを構成する必要があるでしょうか?

コアプロダクトチーム

スクラムにおけるプロダクトオーナーはしばしば誤解されるようです。

  • プロダクトの内容を決める人
  • 意思決定を一人で行う人
  • バックログを作成するだけの人

しかし、ご存知の通り、その役割は バックログの作成 ~ 詳細な要件定義まで多岐に渡ります。 また、プロダクトの内容を決めるのはプロダクトオーナー1人ではなく、チーム全体です。

もしも、プロダクトオーナーが一人で全てを決めてしまうとどうなるでしょうか?

そう、 プロダクトオーナーが単一障害点になってしまいます。

プロダクトオーナー以外が1人で決めてしまうことも、同様に抱え込む事によって単一障害点となってしまいます。

また、アイディアやニーズも1人の想定の範囲から出ることはないでしょう。そして、チームが成長しても個人の成長ヘは結びつかないということです。 決してハッピーな結論は待っていないのです。

つまり、私たちはそれぞれのスキルや役割をもったそれぞれがチームとして集まって、共に取り組み、共に成長していくことが大事です!

では、スキルが違う全員がそれぞれのスキルをみとめあってチームとなるためにはどのようなことを理解すればいいのか、次回解説します!